:::藤沢市議会議員 柳田ひでのり:::藤沢市議会議員柳田秀憲のブログです。

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鵠沼奥田線 〜土地取得に厳しい視線〜
野村不動産が藤沢市鵠沼橘で分譲マンション建設を計画し、その敷地の一部が市都市計画道路の「鵠沼奥田線」用地と重なっていることから、マンション用地の全体約400坪のうち約70坪を3億5千万円で市が取得した(09年6月)。

この件について、市民5名が藤沢市に対して
「不当な土地取得」
とし、用地取得の差し止めを求める住民監査請求をした、のが今年の4月。

訴えの内容は、

1.公示価格では屬△燭蝪苅緩円なのに、今回の取得金額は150万円と3倍以上もの高値

2.事業計画の見通しがない

なので、市の土地取得は不当だ、というものだ。

まず、1.について、説明したい。
鵠沼橘1丁目付近は商業地であり、建坪率・容積率は住宅地よりも多い。
市内住宅地の多くが建坪率4〜50%、容積率80%に対して、当該地の容積率は400%になるが、それでも坪単価は150万円程度というのが相場だろう。
しかし、今回の土地取得は坪単価500万円。普通では考えられない高値だ。

これに対し、市側は
「野村不動産が市に土地を譲渡したことにより事業面積が減少、つまりマンション販売戸数が減った」
「それに伴う測量のやり直しや設計変更も生じた。これらの費用も土地価格に上乗せしたもので、法外な金額ではない」

と反論している。

次に、2.を見てみたい。
鵠沼奥田線は都市計画決定道路で、確かに市南部の最重要路線だろう。
しかし、鵠沼東〜本鵠沼2丁目までの約1.8劼侶弉菽罅供用は鵠沼東〜橘1丁目までの700mほどしかされておらず、その先の本鵠沼2丁目までは住宅が密集しており、さらに小田急線を横切ることになるなどの困難さから、事業は数十年も止まったままだ。

私は、議員になって8年目になるが
「鵠沼奥田線は渋滞緩和・防災面などからも最重要路線だ」という道路部局からの説明は何度も聞いたが、「橘1丁目から先への延伸を事業決定した」なんていう話は一度も聞いたことがない。

09年6月、取得直後の神奈川新聞によると
「2011年を目途に計画を具体化」
ということだが、未だに道筋は示されていない。

市は
「マンションが建てられてしまうと事業の進捗が著しく困難になる」
と主張し理解を求めているが、ならばマンション業者が手に入れる前に土地を押さえればよかった。

というのも、都市計画道路用地にかかっている土地の所有者は、市が知らぬ間にこっそり民間に売ってしまう、ということは制度上できない。
必ず
「私の土地を売りたいが、計画道路用地になっているので自治体に取得の意思があれば(民間に優先して)協議に応じます」
という申請をしなければならないのだ。
だから、市も当該地がデベロッパーに売却されてマンション等の事業計画用地になる可能性があることは知っていたはずだ。
前の所有者が土地を野村不動産に売却する前に、市が買うことも出来たのだ。
それが出来なかったのは、道路延伸の事業計画の見通しが無かったからではないか?と疑念が生ずる。
それに、「マンションになる前に買っておけば余計は費用負担は無かった」だろう。
もっとも、それは後知恵だ、と言えるかもしれないが。

まあ、この土地取得は善行問題とは違い、都市計画決定された道路であり、市の重要路線だということも同感なので、取得したこと自体を責めるものではない。

私としては
1.野村不動産に譲渡される前に、市が取得する機会があったにも関わらずそれを逃した事の合理的な説明
2.野村不動産の損失の詳細

について、機会を捉えて市に説明を求めたいと思うが、まずは監査結果を見てみたい。

いずれにせよ、市の土地取得に対しては、以前とは比較にならないほど市民から厳しい視線が注がれているという自覚が必要だ。
| 19:38 | 都市計画 | comments(4) | trackbacks(0) | posted by 柳田ひでのり |
Comment








コメントありがとうございます。

土地開発公社による先行取得、という制度は、市にとっては
大変便利ですが、市民・議会のチェックが効かない。
「性善説」
過ぎると思います。
今回の取得に関しても、疑問がありますが、いずれにせよ
今の市の説明では納得できません。監査結果に注目ですね。
posted by 柳田ひでのり | 2010/05/29 7:08 PM |
一億円事件の次は三億円事件。ただただ驚くばかりです。
posted by 村丘元人 | 2010/05/25 9:16 PM |
コメントありがとうございます。
ご指摘の点について、私は事実を知る立場にありませんが、政府・民主党に対してそのような指摘があるのならは、説明することが必要だと思います。
宮崎の畜産業の方々の苦しみ、途方もない状況を考えると、対策が進まないことに苛まれます。

同僚に、渡辺光雄さんという市議がいます。
氏は獣医師であり、自身も牛を飼っている方で、色々と教えてもらいました。
薬殺処分は獣医師でなければ出来ないので各地から獣医師が動員されているようですが、命を救うための獣医師が殺処分するために働いていることにやるせない思いを抱いているようです。

関係者の皆さんの努力に敬意を表するとともに、政治が受け止めることが求められる中で、それが出来ていないとすれば責めを追わなければなりませんね。
posted by 柳田ひでのり | 2010/05/22 9:49 AM |
ネットニュースでは次の様な報道がなされています。
民主党は誠実に答えるべきです。
○政権発足後 こてまで行われていなかった口蹄疫先進国 
韓国より「豚または牛」家畜飼料」の輸入開始?
○民主党 宮崎の道休議員、口蹄疫先進国 韓国より研修生、ゴリオシで受け入れ?
○民主党 口蹄疫対策実績のある 自民党よりの42項目の対策要求書受け取りの予定をキャンセル
○宮崎県の東国原知事が自民党寄りの為、口蹄疫対策を遅らせたという情報?
○国(民主党)からは、口蹄疫の消毒液が支給されず、県などが用意?
○遅松大臣、外遊中止を求められててもこれ無視?
 いかなくても良いキューバに行ったが、目的のカストロに会えず
○赤松大臣帰国後、宮崎入りをせず、栃木県に行ったという報道(写真付。真実)
posted by | 2010/05/21 8:05 PM |
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