:::藤沢市議会議員 柳田ひでのり:::藤沢市議会議員柳田秀憲のブログです。

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各派交渉会
市議会の新年度は5月臨時会からだ。
その臨時会は、今年度一年の議会人事を決めるのが主な仕事だ。
「各議員がどの常任委員会に入るか」「その委員会の委員長は誰が務めるか」
ということを、議長が指名して諮り、承認されれば決定、という段取りだ。

とはいえ、一日開催の臨時会で全36人の議員の所属委員会を決めることは実際は不可能なので、
本会議で議長指名がすんなり出来るよう各派交渉会を設置
して、そこの場で各議員の所属やポストをあらかじめ決めておく、というのが慣わしだ。
今年は5月12日(水)〜14日(金)の3日間の日程となっていた。

今年度は議長・副議長など大きな人事決定はないので、比較的簡単に事が運ぶ、と思ったらそうはいかなかった。

市議会は建設・民生・文教・総務の4常任委員会を設置し、それぞれの委員会で都市計画、保健医療福祉、教育、総務企画といった個別分野ごとに審議を行い、最終意思決定は本会議で決める、という流れとなっている。

で、今年は建設・総務委に議員の希望が集中し、議員同士で譲り合いの精神が発揮されるかというと全くその気配はなく、交渉は暗礁に乗り上げている。

例年、民生委と総務委に希望が多く、はっきり言って藤沢市議会では建設委は不人気な委員会といってよいのだが、一転今年度は大人気となっている。
その理由は明らかで「善行土地問題」を審議する委員会になっているからだ。

以前も述べたが、現在、市議会は与党20・野党16、計36名という構図。
ちなみに、市議会での「与野党」というのは不適切・不正確だが、わかり易くするために便宜的に使わせていただく。
で、常任委員会は4つ、各委員会は定数が9名
つまり、常任委員会は与党5・野党4ということになる。
普通に考えれば、4常任委員会すべて与党が過半数を握る。

だが、私たち野党会派は土地問題審議の主導権を握るため、建設委で過半数をめざし、野党系で5名を建設委に配置したいと要求。
当然ながら与党はそれを阻止するわけで、互いに譲らず交渉会が空転、3日間の会期で決着がつかなかった。


交渉会最終日の23時を回り、シビレを切らした?与党及び交渉会座長は座長案を提示し私たちに座長案の受け入れを迫ったが、焦点の総務委から野党議員1名を露骨に排除し、建設委の希望も一顧だにしないものだったから、私たちは座長案を拒否
すると、これ以上やっても平行線だから座長と与党は多数決で決めるしかないと主張し、一旦は採決で決めることになった。
それに対して私たち野党は猛反発、「採決したければしろ」と交渉テーブルを蹴った

結局議長が仲裁に入り採決は撤回、もう一日交渉会を延長することになったわけだが、与党側の大失態と言わざるを得ない。
各派交渉会なのだから、交渉がまとまらなかったら決裂、あとは議長指名しかない、というのが筋であり、「交渉」を採決をするなんていうのは愚の骨頂だ。

法の上では「何某議員が何々委員会に所属」というのは本会議で諮って議長が指名することになっているのだから、交渉決裂なら議長が決めるしかない。
交渉会なんてものは、あくまでも藤沢市議会に任意で設置された便宜的な機関に過ぎないのだ。

各委員の所属に関しては、議長が権限を持っている。
とはいえ、議長は会議に諮る、となっているわけで、他の議員に対して「お前は何々委員会に行け」なんて指図は実際にはしないし、議長指名は本会議で過半数が認めれば決定するが、議長指名の採決なんておいそれとは出来ないだろう。

だからこそ、議長は「もっと話合うように」と交渉会を続けるよう座長に指示したわけだ。
公平な議会運営を心がける議長としては当然の判断だろう。与党議員は自ら議長を戴いているにもかかわらず、議長の立場・心情を慮ることはなかった、ということになろう。

ともあれ、交渉会は先行き不透明な情勢だ。
ジリジリする展開だが、これこそ議会らしい、のだろうな。
| 22:10 | 議会(その他) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 柳田ひでのり |
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