:::藤沢市議会議員 柳田ひでのり:::藤沢市議会議員柳田秀憲のブログです。

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病院ランキング
「病院ランキング」「病院格付け」
が単行本で刊行されたり、経済週刊誌などで特集記事として扱われることが目につくことが増えてきた。

「医療崩壊」が叫ばれている一方で、高齢化や生活習慣病・がん罹患者の増加、患者の権利意識の高まり、などにより、かつてないほど医療への関心は高い。
「いい医者」「いい病院」にかかりたい
「●●病院の○○先生がいいらしい」等の情報を収集して病院を選択する人は少なくない。

そこで、どの病院にかかると病気が治るのか、さらには命が助かるのか。一つの目安となるのが、「病院ランキング」「病院格付け」なのだ。
確かに、知っている病院や掛かっている病院・掛かろうと考えている病院の順位が気になるのが人情だ。

経済誌の「週刊ダイアモンド」6月14日号によれば、藤沢市民病院は全国総合ランキングで25位と大健闘をしている。
私は各誌のアンケートを何度か目にしたことがあるが、これほど市民病院が上位にランクされていたことは記憶にない。

藤沢市が属する「湘南東部医療圏」は、人口に対して病床数が少ない。これは、大病院がなく、個人経営の医院・診療所が多いためだとされており、藤沢市の医療体制の特徴となっている。
で、そのため、市民病院は医院からの紹介患者を受け入れ、また回復した患者を医院に逆紹介する。
日常的な診療は地域の医院が担い、高度医療が必要な場合は市民病院が引き受ける、という具合に病院と医院とのすみ分けをおこなっているわけだ。

特に救急医療に関しては、24時間体制で高度な救急医療を行う
「救命救急センター」を設置し、文字通り市民の救命の「最後の砦」になっているのである。
このような取り組みが評価された結果、高い順位となった。

指標等は各ランキング毎に異なるし、雑誌等によるランキングの順位が高い病院がすなわち良い病院だ、とは一概にはいえないだろうが、いずれにせよ全国的な指標で藤沢市民病院が高評価を得たことは喜ばしいことだ。

このほか、同号は後期高齢者医療制度をはじめとした医療制度の問題点を掘り下げた記事が豊富だ。また、経済誌らしく、医療経済・病院経営の記事が充実しているのも特徴だろう。ご興味がある方はお読みいただければと思う。
| 14:22 | 保健・医療・福祉政策 | comments(2) | trackbacks(0) | posted by 柳田ひでのり |
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